智異山の険しい山の形勢と温和な気候が調和している山清。その昔、許浚と許浚の師匠である柳義泰が医者として活動をしていたこの地域は、多様でありながら質の良い山の薬草が多く採れる漢方の土地です。豊富な薬剤が自然に食べ物の文化にも染み込み、薬剤がすなわち食べ物であり、食べ物がすなわち薬剤であるところです。
山村特有の強いお酒が多かった山清では脂っこいおつまみが必要でしたが、その時にはアヒルがうってつけでした。折角アヒルを食べる日には、数十種類の薬剤を一緒に入れて真心を込めて料理を作ったのが、まさに山清漢方オリペクスク(アヒルの水炊き)の始まりでした。
薬草を煎じた水に黒ゴマ、薬米、そしてアヒルを入れ、さらにカボチャ、クルミ、ナツメ、鹿茸、高麗人参など、３０種類以上の様々な漢方剤を入れると、もう待つのみです。そしていよいよその姿を現した漢方オリペクスクは、全体的に黒っぽい色を帯びており、どんな味なのか、味わいたくなります。
アヒルの肉には不飽和脂肪酸が入っているので、成人病の予防に特に効果があり、隣の人のものまで取って食べなさい、という昔の言葉があるほどです。アヒルと食べ合わせが良い薬剤を入れているので、より一層体に良い食べ物です。
漢方剤と薬草の良い気運がそのまま含まれている漢方オリペクスク。これに一緒に出される色々なおかずも、やはり薬剤の饗宴です。
香りを嗅いだだけで健康になりそうな漢方オリペクスク。いつか一度は味合わなければならない、強力にお勧めするメニューです。
山清の十全大補漢方オリペクスクは、肉質が歯ごたえがよく、味も美味しく、健康にも良い食べ物です。漢方の土地である山清！漢方オリペクスクを召し上がりにいらしてください！