河東チャムゲタン( 中国藻屑蟹のスープ)

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河東チャムゲタン( 中国藻屑蟹のスープ)

仏教文化の美しさを見せてくれる代表的なお寺である双渓寺へ行く道。毎年、春になると多くの人々が訪れる10里の桜の花道と、甘い香りを漂わす梨の花は、河東と聞くと、思い浮かぶ風景です。

シジミと一緒に蟾津江が与えてくれるもう一つの珍味であるチャムゲ(中国藻屑蟹)は、きれいな水でしか育たない淡水蟹で、大きさは小さいが、その香ばしさと深みのある味は逸品です。以前に比べて蟾津江で捕れるチャムゲの量が減り、チャムゲタン(中国藻屑蟹のスープ) という名前も次第に忘れるようになりましたが、相変わらず河東でなければ味わうことのできない珍味で、グルメたちの足を誘っています。

チャムゲタンを作るためには、まずその土地産のチャムゲを選ばなければならないのですが、丸く四角い体に、丈夫な足、足の先には産毛のような毛が生えている蟹だけを選び、味噌と醤油などの伝統の合わせ調味料を入れ、味が染み込むまでじっくり煮込みます。仕上げに色々な野菜を加えると、新しく出会うピリッと辛い味、チャムゲタンが出来上がります。

蟾津江のきれいな水で捕れるチャムゲは、海蟹に比べて殻が硬く、特に辛いスープを作った時に、その独特な香りと淡白な味が逸品です。

チラッと見た時には辛いスープのように見えますが、蟾津江で生まれ育ったチャムゲは普通の辛いスープとは違う味と香りを誇ります。河東の人々はなるべくぼりぼり噛みながら食べるのが、チャムゲタンを本格的に楽しむ秘訣だと言います。深みがあり、香ばしい香りを漂わすチャムゲタンの誘惑!食べ逃すと後悔することになるでしょう!

土俗的でありながら独特な旨み! 蟾津江のお花の下で味わう最高の珍味ではないでしょうか。

チャムゲの香りも良く、味もピリッと辛く!ケジャン(蟹の 漬物)以外にもご飯泥棒がまたあるとは知りませんでした。 ピリッと辛く、さっぱりしている深みのある味、河東にチャムゲタンを召し上がりにいらしてください!