実利があるので「実安」、朝夕焼けの美しさに目が眩み「失眼」という泗川市の実安浦口。竹防簾と島と海、そして日没が幻想的な調和を成している最高の観光地ですが、まさにここに、知る人ぞ知る、という珍味が隠されています。
まさに硬めでコリコリとした食感が珍味である焼きアナゴがその主人公ですが、一般的に「アナゴ」という名前で知られている泗川アナゴは、激流に勝ち残って育っているので、その力が大変強いことで有名です。その強い力をそのまま味わう方法は、焼きアナゴが最高です。
きれいに下ごしらえをしたアナゴを食べやすい大きさに切って焼き網にのせると終わり！塩焼きは淡白なアナゴ本来の香ばしい味を味わうことができるので最高です。コチュジャンの合わせ調味料をつけて石板で焼いて食べる味付け焼きも、その旨さが口の中に広がります。
アナゴは漁場に閉じ込められた状態ではえさをあまり食べないので、養殖が不可能です。当然天然のものしか味わうことができません。7月～8月が旬なので、夏の滋養強壮食としてよく食べますが、四季を通じていつ味わっても美味しい食べ物です。
柔らかく、カリッと！お好みで焼いて食べるアナゴの味。よく焼けた焼きアナゴを食べる時に欠かせないもの、それはまさに生姜の千切りと排草香の千切りですが、生姜と排草香はアナゴの生臭さを取り除き、ピリッとした味を加えてくれる最高の組み合わせです。
滋養強壮剤が別にいらないスタミナ料理の象徴！さらに噛めば噛むほど香ばしく口の中に広がる味も最高なので、この味、絶対に食べ逃すことはできません。
今、アナゴを食べないと夏を越すことが難しいです。強壮剤は食べなくてもアナゴ焼きは必ず食べなければなりません。気が充満している食べ物、アナゴ焼きを味わいに泗川にいらしてください！