統営・忠武キムパブ(海苔巻き)

VOD View

統営・忠武キムパブ(海苔巻き)

今の文化マダンがある場所にあった統営! 船を待っている人々が長蛇の列を成している所でした。忙しく行き来している船人たちがあってこそ誕生した統営の代表的な食べ物、それが忠武キムパブでした。今では説明する必要もないほど、統営を訪れると必ず一度は味合わなければならない有名な食べ物になりました。

船の時間に追われ、まともなお食事は夢見ることさえできなかったその場所で、忠武キムパブは人々の一食を十分に満たしてくれる最高のお食事の役割をしました。簡単ながらも特色のある味、忠武キムパブを一度味わってみてください。

味付けしていない海苔に白いご飯をのせて一口で食べられるように巻き、塩辛く味付けしたイイダコやイカ、そしてさつま揚げを唐辛子を入れた合わせ調味料に和え、最後に大根を適当な大きさに切ってキムチを作ると、統営の三つの食べ合わせである忠武キムパブが出来上がります。

統営は昔から船の往来が多かった場所です。忠武キムパブはお食事もまともにできず、遠い海に出る船人たちに渡すために作られた食べ物です。最近は観光のために船に乗りに来た方たちが多く召し上がります。食べやすく美味しいのが、一番のメリットです。

忠武キムパブはすぐ痛まず、一口で食べることができ、ほかのおかずもいらない簡単な食べ物として完璧な組み合わせを誇っています。特に忠武キムパブはすべて統営で誕生し、統営で育てられた食べ物なので、より一層海特有の風味が感じられます。

船が旅立つ前、紙にくるくる巻いて渡してくれたその素朴な形のように、飾り気のない味が魅力の忠武キムパブ、ぜひ一度味わってみてください。

私はこれを食べに統営まで来るのですが、一つ一つ食べているとお腹が一杯になるのも気がつきません。 「統営にいらしたら、ぜひ忠武キムパブを召し上がってみてください。