慶南観光ガイド

内容

居昌金猿山自然休養林

金猿山自然休養林は、德裕山を背景に1352メートルの金猿山の東側に位置しております。休養林は、北西側には居昌郡北上面と境界をなしており、南東側には箕白山(1330メートル)と牛頭山(942メートル)に接しております。休養林には、訪問客案内所を中心に左右の二つの渓谷に沿って、コンドミニアム型の山小屋(12室)、青少年と団体客のための60~80名収容の森の中の修練場(3室)、丸木屋、野営デッキ、炊事場、野外教室、キャンプファイアー場など休養客のための多様な便宜施設が設けられています。金猿山には金猿岩という岩がありますが、昔、この山にいる金猿があまりにも暴れるので、一人の僧がその猿を捕って岩の中に閉じ込めたという伝説があります。海抜1,352メートルの金猿山は、落葉松の人工造林地と天然林になっていて、平均蓄積66㎥の鬱蒼とした森です。森には木本類49科87属147種と、草本類500余種及び韓国の特産樹種のヒオリなど6種が分布しております。

金猿山には二つの渓谷があります。まず儒案庁渓谷は、朝鮮中期にこの地の賢人が勉強していた儒案庁がある渓谷です。儒案庁渓谷は長さが2.5kmにも達する深い谷であるため、水量も豊富できれいな滝と淵が多数あります。長さ80mの直滝の儒案庁第1滝と、長さ190mの臥滝の儒案庁第2滝、そして赤い花崗岩に流れ落ちる波がまるで夕焼けの白雲のような紫雲滝などがあります。金猿山の右側の谷には、高さ50メートル周囲150メートルの、一つの岩としては韓国で一番大きいと言われるムンバウィがあって、見る人を圧倒します。ムンバウィの上方の岩壁には、本尊佛と菩薩像を刻み込んで全体を寶珠形に仕上げた迦葉庵址磨崖三尊佛像があります。磨崖三尊佛像は高麗時代に作られたもので、國家指定物第530号となっています。また谷の入り口には満月の夜になると、仙女が降りてきて水浴びをしたという仙女潭があります。子供を産めない女性がここで入浴した後祈りを捧げれば、子供が出来るという伝説があります。きれいな森と渓谷の金猿山自然休養林は、家族連れのすばらしい休養地だということができます。